2009年7月29日(水)
 
ハイカグラテングタケ
 
 先日秩父美ノ山で採取したハイカグラテングタケを解剖した。カサの縁は何となく条線があるかのようにみえる。中央部の不規則な突起は特に大きい。ヒダは湾生のようだ。ヒダの縁には内被膜の表皮が付着している。持ち帰った時点で、ツバはすっかり落ちてしまっていた。
 ヒダ実質は不明瞭な散開型。カサや柄の表皮を切り出すのはかなり無謀だ。カサ表皮や柄に触れると、灰色の粉が多数付着する。粉の正体は短い薄膜の菌糸だ。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(a) カサの縁、(b) カサの頂部、(c) 柄上部とヒダ、(d) カサと柄の縦断面、(e) ヒダの縁、(f) ヒダ切片、(g) ヒダ実質、(h) 胞子:水封入、(i) 胞子:メルツァー、(j) カサ表皮、(k) 粉状の組織、(l) 担子器

 昨日は、到着したパソコンの構築にかなりの時間をとられた。手持ちのアプリケーションのいくつもがVistaに対応していないため、互換アプリやフリーソフトで代用したり、安価版を購入することになった。古いAdobe製品はほとんどが全滅だった。Illustratorは使うのをやめ、PhotoshopはElementを購入した。namazuの構築は、4年ぶりだったこともあって、少々戸惑った。

[全文検索システムについてのメモ]
 全文検索システムは、やはりnamazuが最も使い勝手がよい。Linuxを使っていた頃から利用していたが(雑記2008.4.23)、Windows版でも評価は変わらない。かゆいところに手が届く優秀なシステムではあるが、設定が難解なことでもよく知られる。しかし、チュートリアル(入門ページ)やFAQは充実しているし、メーリングリストもある。久々に一部のFAQに目を通した。


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