2009年8月29日()
 
クリソシスチジアとクランプ
 
 白馬岳中腹の針葉樹林で採取したハナガサタケを覗いて遊んだ(a〜c)。胞子は小さくて発芽孔の有無ははっきりしない(d)。胞子は非アミロイド。ヒダの横断面を切り出した(e)。ヒダ実質は並列型(f)。ヒダを一枚スライドグラスに寝かせKOHで封入して縁をみた(g)。多数の縁シスチジアがあり、アルカリで黄金色になるものが混じっている(h)。
 側シスチジアも同じような形で、クリソシスチジアが多数みられる。横断面を切り出したヒダにフロキシンを注いで縁をみると縁シスチジアが多数みられた(i, j)。カサ表皮は菌糸が入り乱れて匍匐している(k)。クリソシスチジアには隔壁を持ったものが多かった(l)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 菌糸にはクランプがある。保育社図鑑の検索表を素直にたどると、なかなかハナガサタケには辿り着きにくい。辿っていく過程でカサ表面の粘性などの項にぶちあたって迷うことになる。

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