2009年12月5日()
 
やかんの蒸気を利用
 
 乾燥標本の中にはちょっと触れただけで簡単にボロボロに崩れてしまうものがある。でもこの標本を観察しなくてはならない。そんな場合に、少しふやかすと比較的簡単に薄片を切り出すことができる。もっともお手軽で日常やっているのは以下の方法だ。
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
 沸騰して口から湯気を出しているやかんを使う。乾燥標本の小断片をピンセットでつまんだり、柄付針にさしてやかんの口にあてる。これでボロボロ崩れることなく比較的楽に薄片を切り出すことができる。どのくらいの時間湯気にあてるかで切り出し易さはかなり変わる。もっとも、カラカラに乾燥している方が、薄く切るのは一般的に楽だ。

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