2010年3月12日(金)
 
(フユノ)スギカワタケ
 
 深入りしないと書きつつ、昨日の雑記までに3度も「(フユノ)スギカワタケ」(青木仮称)のことを書いた。振り返ってみると、採取したものや乾燥標本の画像ばかり掲げて、フィールドでの姿を一度も示さなかった。そこで、屋外のスギの樹皮や木質部から出ている姿を示しておこう。確かにこのきのこ、3〜5月頃にスギ林を歩くといくらでも出ている。雨の後の新鮮な個体は美しい。特に若い菌は白くてヒダがなんとも芸術的だ。(e)はごくごく小さな幼菌。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 今の時期、関東近郊の林や公園には広義のキクラゲ仲間ばかりがよく目立つ。カサと柄をもったきのこは、このスギカワタケ、ニガクリタケ、エノキタケ、ヒラタケくらいしか見られない。

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