2010年8月30日(月)
 
血の赤色がしみ出す
 
 富士山には何種類かの Dermocybe (ササタケ属) が出ていた。3種類ほど持ち帰ったが、うち1種は虫に食われてすっかりボロボロになっていた。今朝は残り2種のうち赤みが強い方を覗いて遊んだ(a, b)。乾燥気味だったのか胞子紋がほとんど落ちなかった。いちおう落下胞子を撮影したのち(d)、ヒダを押しつぶして再度胞子を撮影した(e)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 ヒダの縁をみようと、スライドグラスにヒダを1枚寝かせてKOHで封入すると濃赤色の色素がしみ出してきた(f)。ヒダの縁にはシスチジアらしきものはない(g)。ヒダ断面に側シスチジアらしきものはない(h)。ヒダ実質は並列型(i)。担子器の基部にも(j)、ヒダ実質にもクランプがある(k)。カサ表皮はやや太めの菌糸がほぼ平行に走り、所々で錯綜して立ち上がっている(l)。それにしてもやたらと赤色の汁を出すきのこだ。どうやらアカタケかその近縁種らしい。

日( )
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