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日曜日に新潟県十日町市のブナ林で二つのタイプのズキンタケにであった(b)。一つは明橙色の柄の先に緑褐色の頭部をもつ(a, c, d)。ズキンタケにしては頭部の色が緑褐色すぎるし、アカエノズキンタケにしては頭部の緑色がかなり弱い。 いまひとつは、前者よりもやや小振りで、柄も頭部も同色でくすんだ緑色をしている(b, e, f)。この緑色タイプはアオズキンタケに似ているが、柄の表面に緑色の顆粒はなく、ほぼ白色のささくれが表面全体を覆っている。 |
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ミクロの姿は両者ともほとんど差異はない。(g)〜(i)が黄色柄タイプ、(j)〜(l)が緑色タイプ。いずれも胞子は紡錘形で、子嚢先端は非アミロイド(i, l)。画像は掲載しなかったが、側糸の形や子実下層・子実層托などの菌糸構造もほとんど同じだ。 「キノコのフォトアルバム」に掲載のズキンタケにはいくつかのタイプの写真が掲載されている。これは広義のズキンタケとみなすのがよさそうだ。 |
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