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先週近郊のクヌギ林で腐朽材からでていたチチタケ属を持ち帰っていた(a, b)。チョウジチチタケのように見えるが、紙袋に入れたまま冷蔵庫に放置していたら、たった数日ですっかり乾燥しきって、硬くなり小さくなっていた。鼻を近づけてみたが臭いはよくわからない。 胞子紋だけは採取した当日にカバーグラスにとってあった。メルツァー液で封入してみた(c)。ヒダ表面は白色粉にすっかり被われていた。縁をみるためヒダを一枚取り外そうとしたところ、ピンセットでつまむと簡単に崩れてしまった。でもどうやら多数の縁シスチジアがありそうだ(e)。 だましだましヒダを切り出して(f)、断面の先をみると何となくシスチジアがみえるがいまひとつはっきりしない。そこでフロキシンを加えてみると、縁にも側にもシスチジアがある(h, i)。 |
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縁シスチジアも側シスチジアもほぼ同形同大のようだ(j)。担子器の基部にクランプはない(k)。クシャクシャになったせいでもなかろうが、カサ表皮の様子がよく分からなくなっている(l)。ヒダの横断面やカサ表皮の様子は生きのこからのものがわかりやすい(雑記2010.8.14) | |||||||||||||
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