2010年12月2日(木)
 
ギリシア語 何という変化表!
 
 『初級ラテン語入門』もようやく第29課を終えようとしている。この課から最後の34課までは、もはや暗記的要素は全くなく、接続法を駆使した統語法の修得が課題となっている。動詞の活用やら名詞・形容詞・代名詞の格変化の暗記がなくなったのでホットしたのも束の間で、「独立奪格句」やら「時制の照応」といったややこしい内容に手を焼いている。

 菌類関連で頻出するラテン語にはギリシア語由来のものがやたらに多い。これらの語彙の大部分は本格的ラテン語辞典にも載っていない。ところがギリシア語の辞書には単数主格や能動相直説法現在単数一人称の形しか載っていない。辞書を引くには、名詞と形容詞の格変化、動詞活用の知識が必要だ。せめてギリシア語辞書を楽に引けるようになりたい。
 教科書として選んだ池田黎太郎『古典ギリシア語入門』が数日前アマゾンから届いた。演習問題には解答例がついている。しかし、たかだか200ページほどの本のうち50ページを変化表が占めている。ギリシア文字の入力にはシェアウエアの Minitica (古典ギリシア語)、Spitia (現代ギリシア語) を使うことにした。書体に Palatin Linotype を指定し、作文には WZエディタか Word を、印刷には Word を使う。秀丸エディタではまともに表示されない(・・・自分のための覚書)。


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