2012年3月28日(水)
 
30年以上前のガソリン
 
 一気に春が近づいてきた。すぐ裏山や散歩コースにはシュンラン(a)をはじめ、アセビやキブシの花が見られるようになってきた。自宅の庭にもようやく良質のツクシンボウが姿を見せ始めた。昨日までは寒さで先端が黒く縮れ成長の悪いものばかりだったが、今朝は昨日までとは大きく様子が変わっていた(b, c)。
 ここではイノシシの害が激しく、庭の1/4〜1/5はまるで耕したかのように地面がすっかり掘り起こされてしまっている。庭のジャガイモはすっかり食い尽くされてしまった。すぐ裏の竹林でも小さなタケノコが掘り取られ、食い散らかした皮が随所に放置されている(d)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 車のエンジンオイルなどは転居前に川口市のガソリンスタンドに引き取ってもらった。ところが、古いガソリン携行缶を御守りよろしく引越先にそのまま持ってきた。錆こそ目立たないが、パッキンのゴムはすっかり老化している。中身は長野県松本市在住時代のレギュラーガソリンだ。この30数年の間に数回キャップを開いたことがあるが、ガソリンを使ったことはなかった。
 かなりの劣化が予測されるので、車のガソリンタンクに入れるのは躊躇された。そこで、先日まで使っていた農機具に入れてみた。最悪の場合はエンジンにダメージを与える恐れがある。刈り払い機(e)もチェーンソー(f)も、最初エンジンのかかりはあまり芳しくなかった。しかし、いったん動き出すと何事もなかったように、従来通り普通に動いてくれた。30年以上前のガソリンを使ったのは初めての経験だった。密閉しておけば劣化はわずかで済むものなのだろうか。30年間放置した顕微鏡は分解整備が必要だったっけ・・・
[補足] 半年以上放置したガソリンはエンジン駆動用には使うべきではない。ましてや30年も前のガソリンなど論外だ(・・・・・・自動車整備士としての自らの言葉)。古いガソリンの用途といったらキャブレターやエンジンの清掃用くらいだろう。後日、刈り払い機とチェーンソーのキャブレターのオーバーホールが必要になるかもしれない。

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