2012年5月6日()
 
クロコップの展示会
 
 昨日午前中、仲間三人で福島県川内村に入った。沢沿いの足下は、さながらエツキクロコップタケ(d, e, f)の展示会だった。まだ頭部に孔の開いていない幼菌(a)から切れ込みの入り始めた若い菌(b)、開口部が五角形の星形に開いた菌(c)など、たっぷり楽しめた。
 ふと足下をみるとテンガイカブリタケの姿があった。しかしたった一本では標本にもならない。そこで、三人で周辺をさんざん探し回ったが、結局ほかの子実体は見つからなかった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 一度帰宅し、昼食後に二人で広野町の林道に入ったが、いたるところで倒木や路肩崩壊がある。小型の電動チェンソーしか持って行かなかったのが大失敗だった。
 道を塞ぐ倒木を除去しようと、径10〜15cmの小枝の切断からはじめて、20cm超の主幹に取りかかっている最中にバッテリー切れ。予備バッテリーに交換したが、途中で再びバッテリー切れとなってしまった。幹に食い込んだソーチェーンの回収に難儀し、それ以上進むことはできず、すごすごと引き返してきた。充電式チェーンソーの非力さをたっぷりと味わった。

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