2012年8月13日(月)
 
ケシロハツ:全身毛だらけ
 
 先日のアオゾメツチカブリに引き続いて(雑記2012.8.10)、大型で白色系のLactarius(チチタケ属)を覗いて楽しんだ(a, b)。乳液は白色で時間が経っても白色のままだ。典型的なケシロハツのようだ。例によってヒダとカサ表面で、硫酸鉄、グアヤク、フェノールによる呈色反応をみた(c, d)。ヒダ断面を切り出すと(f)、縁にも側にも多数のシスチジアが見えた(g, h)。カサ表皮は細い菌糸の毛におおわれ(i, j)、柄の表面には針状の毛が無数に生えている(k, l)。なお、カサ表皮や柄には、ツチカブリとは違って、シスチジアは見られない。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 昨夜半というか今朝というか、am1:40頃に外に出ると満天の星空だった。20〜30分ほど空を見上げていたが、流星は5〜6個しか見られなかった。明るくなる頃には、雲がかかって青空の部分は少なくなり、蒸し暑くなってきた。

日( )
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