2012年12月31日(月)
 
来年が楽しみなきのこ二つ
 
 いつの間にか2012年も今日でおしまい。右も左も分からぬままに、林道を手当たり次第に走り回った年だった。津波被害と原発事故で手一杯で、物理的にも経済的にも林道補修にまで手が回らないのだろう。突然道が消失、通過直後に路肩が崩落、倒木で突然通行止、崖の崩壊、バリケードで封鎖、などなど福島県内の林道はスリルと危険に満ちていた。
 今年はダメだったが、来年に期待がもてそうなのがルリハツタケとカベンタケ。これまで自力でルリハツタケを見つけたことはなかった。10月30日に家のすぐ近くの石森山でルリハツタケに出会ったが、ナメクジにカサの半分ほど食われていた(雑記2012.10.31)。
 カベンタケは10年ほど前に軽井沢で出会って以来、その後一度も出会っていない。今日までカベンタケかもしれないと持ち帰ったきのこはことごとく子嚢菌のNeolecta属だった。今秋、土湯の道の駅で出会ったカベンタケは、担子器はできていたが胞子ができていなかった。
 両者とも発生場所がわかったので来年はきっと出会うことができるだろう。今日は車で岳温泉まで行って、打ち立ての [年越し蕎麦] を受け取ることになっている。

 朝明るくなって庭に出て驚きかつ呆れかえった。庭の大半がトラクターで田起こしをしたかのように変貌している。大きく広がっていた芝生は全滅した。先に8頭のイノシシが出没したことがあったが(雑記2012.10.19)、そのときの被害の数倍の荒らされ方だ。


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