2014年8月15日(金) センボンキツネノサカズキ:幼菌を見つけられず
 7月31日に幼菌の発生を確認したセンボンキツネノサカズキ(雑記2014.8.1)は、8月8日には他の雑菌等にやられたり乾燥してすっかり駄目になっていた(同2014.8.9)。そして、その日は新たな幼菌をみつけることはできなかった。
 それまでは長いこと猛暑が続き雨も降っていなかったのだが、翌9日の午後から10日には雨もたっぷり降った。あれからほぼ一週間が経過した。当然新たな幼菌が発生しているだろうと思って、昨日朝生息地に幼菌の発生状況を確認しに出向いた。
 ふだんは定点観測地点を5〜6ヶ所回ってみてから、センボンキツネノサカズキの生息地に入るのだが、昨日はコースを逆にとって最初に幼菌の確認をすることにした。7月31日に幼菌を確認した複数の枝はもちろん、怪しい落枝や倒木を見て回った。前年や前々年に発生を確認した枝も見たが、どこにも幼菌の姿は見つけられなかった。
 さらに、これまでならば雨降りから4〜5日経過すればいろいろなきのこが発生しているものだが、きのこの姿はきわめて少なかった。ツルタケ、チチタケ、イタチタケだけはよく発生していた。他にはミドリニガイグチ、アシベニタケ節のイグチがわずかに見られただけだった。
 このところカメラの出番は全くなく、持ち帰ってきた標本は皆無という日々が続いている。


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