2014年9月12日(金) カブラテングタケに似た姿のきのこ
 久しぶりに川内村の「祢宜の鉾」に登ると、山頂近くの斜面には大型のテングタケ類が何種類もでていた。そのうちのひとつにカブラテングタケによく似たきのこがあった。柄の上部には白色薄膜のツバが張り付いているかのように見える(a, b)。しかし、ルーペで見てもつばを確認することはできなかった。ただ、ヒダの縁にはツバの残滓らしき粉状の飛沫が付着している。子ヒダや孫ヒダの端は切型(c, d)。胞子はアミロイド(e, f)。
 冷蔵庫に保管したおいたにもかかわらず、翌朝になるともはや形はかなり崩れ全体が白色のカビ?におかされていた。胞子の周囲にもバクテリアが縦横に動き回っている(g)。あきらめずにヒダ断面を切り出すと、実質の散開型がよくわかる(h, i)。カサ表皮ははがれやすく、菌糸が絡み合ってどうなっているのかはっきりしない(j, k)。念のために担子器も確認した(l)。
 つばの有無は不明だが、もしあったとしても普通の膜質のものではなさそうだ。胞子サイズが有意差をもってかなり大きいことからカブラテングタケとは違うようだ。とりあえずひどくカビにやられていない物だけを選んで乾燥標本にした。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 昨日は北海道の石狩地方はじめ、各地で激しい集中豪雨があったが、わが家の周辺では夜半に数時間雨が降り、昼間はずっと曇り空で、夕方から雨降りとなった。


日( )
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