2014年12月12日(金) ハエヤドリタケ:紡錘形の二次胞子
 ハエヤドリタケは今年の7月か8月に検鏡しているので、「今日の雑記」に掲載したように記憶していた。ところが「全文検索」をかけてもミクロの姿は一向に出てこない。そこで、先月末仏具山に入ったときに採取した個体でプレパラートを作ってみた(雑記2014.12.01)。
 子実体表面からは子嚢があふれ出し絡んだ糸のようだ(b)。子嚢殼は細長い倒洋梨型(c, d)。子実体の断面を切るのは簡単でも、薄切りにするのは難しい。指先がまともに動かないのでやはり、まともなプレパラートは作れなかった(d)。(e)は子実体表面から出ている子嚢。子嚢、一次胞子、二次胞子の姿は、フロキシンで染めていくつかのケースを列挙した(f〜j)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
 来年3月に行われる菌類懇話会のゼミと三重菌輪の会総会の日程がともに7日(土)で重なってしまった。例年なら菌懇会ゼミには参加しないのだが、来年は「大菌輪」の中島敦志さんが興味深い話題を提供してくれる。一方、三重では楽しい集いが待っている。んんん〜困った!


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