2015年7月5日() 日光の都市公園のきのこ:7月2日と4日
 7月2日に丸山公園と日光だいや川公園で多数出会ったきのこについて三回目のメモ。公園の開けた芝生地帯に遠目にもはっきりと淡黄色の菌輪ができていた(a)。近づいてみるとアキヤマタケのようだった(b, c)。また樹林帯の落ち葉溜まりには決まってモリノカレバタケの大群落がよく目立った(d〜f)。落ち葉溜まりからはほかにもザラエノハラタケの仲間(g, h)や小さな落ち葉分解菌が多数見られた。オオホウライタケ(i, h)やクサウラベニタケの仲間(l)は場所を問わず見られた。
 興味深かったのは、遊歩道の真ん中に大きなシャカシメジの株が出ていたことだった(k)。幼菌の頃に踏んづけられたとみえて、株の1/3程はひしゃげた姿で成長していた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 7月4日に日光だいや川公園を歩いていると、(株)北研の食用菌類研究所に在籍のOさん(鳥取大学大学院出身)にばったり出会った。日光に転居して知人・友人に出会ったのはこれが初めてだった。この日、同公園では(株)北研社長の川嶋健市氏を講師に「夏のきのこ」の観察会と鑑定会が行われていた(m)。Oさんはその随行員の一人として参加していた。
 なお、2日の発生状況と比較すると昨日は新たなきのこの発生は少なく、コビチャニガイグチやアカヤマドリは巨大となって倒れたものが多かった。アケボノアワタケ(n, o)やコウジタケ(p, q)、ハタケシメジ(r)などはまだ新鮮な姿を見せていた。また、2日に大きな株をなしていたシャカシメジはひしゃげた1/3を残してしっかり採取されていた。
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)


日( )
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