2015年8月10日(月) 休日の都市公園にはイグチばかり
 お盆休みが近づいたが、近場の都市公園にもきのこの姿はめっきり少なくなった。この周辺も全体的に乾燥気味だが、なぜかイグチの仲間だけは元気がよい。
 公園ではミドリニガイグチばかりがやたらによく出ている(a, b)。胞子はムラサキヤマドリタケとほぼ同じでブドウニガイグチの様な色のイグチ(c, d)、アワタケもコケのなかによく出ている。大型のものではアメリカウラベニイロガワリ?(e, f)、ミヤマベニイグチ?(g, h)、オクヤマニガイグチなどが見られる。アカヤマドリは幼菌(i)とカビに侵された老菌が目立つ。この時期必死に探して採取する人が多いにもかかわらず、随所にチチタケが残っているのも面白い(j, k)。
 散歩をしていたら小さなリスが目の前で忙しそうにチョロチョロ動き回っていた(l)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 栃木県人にとってはお盆にチダケが欠かせないという。この時期、近くのスーパーマーケットに行くと、乾燥チダケや水煮チダケなどが並んでいる。でも、産地をよくみると大部分が中国となっていた。この世界でも「国産」チダケは格別の価値があるようだ。


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