2015年11月12日(木) シハイタケ:ウスバシハイタケよりやや小ぶり
 ウスバシハイタケを先に取り上げたが(雑記2015.11.11)、何処にでもよく見られる硬質菌といえばこのシハイタケだろうか。雨の直後(a)と晴天時(b)では見た目がやや異なるが、冬場になるとすっかりミイラ状態になってみすぼらしい姿を晒している(c)。昨日もあちこちで出会った。
 観察に使ったのは10月末にみかも山公園で採取したミイラ状のもの(e)。カサ表面の毛は残っているが(f)、管孔部はかなり崩れていた(g, h)。なぜか紫色の子実層托面が少なく「紫(し)背(はい)茸(たけ)」の名に相応しくない。菌糸構造は二菌糸型で(i)、原菌糸にはクランプがある(j)。骨格菌糸は厚壁からなる。先端に結晶を帯びたシスチジアが多数見られる(l)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
[中禅寺湖畔のブナ林と紅葉の鬼怒川遊歩道]
 何日ぶりかで秋晴れの空となったので、昨日朝中禅寺湖畔のブナ林を散策した。裸になった樹の下、霜に被われた落葉を踏みしめてのハイキングで(m)、男体山が際立って印象的だった(n)。クチベニタケはまだ多数でていたが(o)、ナメコやムキタケの姿はまったくなかった。
 am8:50にはいろは坂を下って鬼怒川沿いの遊歩道に向かった。会津西街道は紅葉最盛期でどこも美しい。首都圏からの車が多いのにビックリした。川治温泉に車を駐め、鬼怒川遊歩道を散策した(p, q)。きのこは既にほとんど終わり、ハナビラニカワタケだけが新鮮だった(r)。am11:00龍王峡の大駐車場は既に観光客の車で満杯だった(雑記2007.11.18)。帰宅後昼食。
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)


日( )
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