2015年12月12日() アラゲカワラタケ:どこにでもあるきのこ
 アラゲカワラタケは全国的にどこにでもよく見られ、類似のきのこが少ないことから間違えにくいきのこだ。たいていはカサを大きく張りだして重なりあうように発生するが(a, b)、時には子実体の半分以上が背着していることもある(c, d)。孔口は3〜4個/1mmで、背着している部分では乱れることもある(d)。菌糸構造は三菌糸型で(h)、原菌糸にはクランプがある(i)。サンプルは10月に日光市と塩谷町で採取したものだ。いわき市時代にも一度取り上げている(雑記2014.12.24)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(a, c) カサ上面、(b, d) 子実層面、(e) 孔口、(f, g) 断面、(h) 菌糸型、(i) 原菌糸、(j) 骨格菌糸、(k) 結合菌糸、(l) 子実層付近

 干し柿作りの失敗はわが家だけではなかったようだ(雑記2015.11.11同2015.11.23)。近隣の農家や産地直売所などで聞いたところによると、例年通りの時期に干し柿を作り出したところでは、かなり高い比率で黴にやられて失敗したという。全滅の農家も結構あったという。11月の高温と多雨が原因らしく、干し柿製造業者でも思い通りの製品ができなかったという。


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