傷つけると血の色の液がでる:チウロコタケ | |||||||||||||
11月はじめ頃から近くの都市公園に新鮮なチウロコタケが出ている。雨に濡れている時(a)と乾いている時(c)とでは随分と印象が違う。半背着生のきのこだが、新鮮なきのこでは子実層托面を傷つけると血のような色の紅い液がにじみ出る(d)。 菌糸構造は二菌糸型で、原菌糸にクランプなどはない。きのこの断面を切り出し(f)、さらに薄切りにしてみた(h, i)。カサ表面には毛があり(c, f, h)、子実層面には汁管菌糸が見られる(l)。胞子はアミロイドで、若いきのこからは多量の胞子が散布された(g)。 |
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