2016年1月14日(木) ウロコタケの仲間がよく目立つ
 冬場はカサと柄をもったきのこはほとんどないし、出かけてみても霜や雪に被われて硬質菌の観察もままならない。だからと行って外出しないと体がなまってしまうので、毎日60〜90分ほど自宅周辺を散歩している。散歩の折にはたいてい古いコンパクトカメラを持って歩く。
 このところ最もよく出会うのはスエヒロタケとウロコタケの仲間だ。たいていはそのまま見過ごすだけで、撮影したり持ち帰ることはしない。しかし、先日と一昨日は途中で出会ったウロコタケの仲間を持ち帰った。桜(上段:1月6日)とコナラ(下段:1月11日)の立ち枯れについていたもので、チウロコタケかモミジウロコタケのように見えた。すっかり乾燥しきっていたせいか、両者とも傷つけても血色の液は全く出ない(d, d')。観察結果からは両者は同一種のように見える。
 子実層をいくら探してもすりこぎ状の糸状体は見つからず(画像)、褐色の色素を含む汁管菌糸が多数あり(画像)、二菌糸型でクランプはない。チウロコタケのようだ。
 
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 LinuxとのデュアルブートPCやヴァーチャル環境でWindowsを使っている知人らが、Windows10へのアップグレードを試みて失敗した話がいくつも飛び込んできた。OSが全く起動しなくなってしまい、高価なMicrosoft OfficeやPhotoshop CSなどを失ったと嘆いていた。わが家でもノート型と据え置き型のデュアルブート機が現役でサブサブPCとして稼働している。
 ちょうどデュアルブート機のUbuntu14.04(Linux)を15.10にアップグレードするつもりだったので、この際、Windows7も10へアップグレードすることにした。きのこのない冬場がチャンスだ。現在自宅のメインPCではWindows7が動いているが、サブ機は昨年10月Windows10にアップグレードしたので、おおよその様子はわかっている(雑記2015.10.9)。ただ、デュアルブート機やヴァーチャル環境でのアップグレードにはいろいろ問題があって一筋縄では行かないようだ。


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