2016年4月6日(水) 二つの検索エンジンの簡易比較
 簡易検索エンジンのnamazuとmsearchを、ほぼ同一の設定と条件の下で比べてみた。一般的な検索をする限り両者にほとんど優劣はない。両者ともにインデックス作成型の検索システムなので、検索は瞬時に表示される。どちらかというとmsearchの方が心持ちやや早い。
 検索用語に「namazu msearch」をいれてみた。これはいわゆる「and検索」で両者をともに含むページを検索するものだ。ともにヒットは2件で同じ(a, b)。ついで「瀧桜 オオズキンカブリタケ」をいれてみると、namazuでは3件、msearchでは5件にヒットした(c, d)。
 さらに単純な正規表現「/カバノ?アナタケ/」を検索してみた。これは「カバノアナタケ or カバアナタケ」を表す。結果はnamazuでは予測通りに17件の結果を表示してきたが、msearchは正規表現を理解しないので2件しかヒットしない(e, f)。またWord、Excel、パワーポイント、一太郎、PDFなどのファイルの内容にもnamazuはヒットするが、msearchではどれもヒットしない。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 msearchの最大のメリットは設定の易しさだ。さらにサーバー上で更新できる。一方、namazuは設定が非常に複雑で、大半の人がここで躓いて導入を諦める。一方、Perl系のnamazuの場合、サーバー上での更新は困難で、Perl5.8系までの古いPerlでしか更新できない。さらに、自宅のPCで更新した場合、msearchならdefault.idxというインデックスファイル1本だけをサーバーにアップすればよいが、namazuの場合は60本ほどのファイルをアップする必要がある。


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