2016年7月26日(火) 都市公園のきのこの続き:その2
 土曜日から昨日までに日光だいや川公園で多数見られたきのこの続き。昨日遠来の菌友ら五人で日光だいや川公園をのんびり歩いた。すでにきのこの大発生は終わりを告げていたが、それでも相変わらず白色系のベニタケ属とチチタケ属がいたる所に多数みられた。
 ここには土曜日(7/23)から月曜日(7/25)までに見られたきのこのうちから幾つかを掲載した。キヒダマツシメジ(a, b)とアンズタケ(c, d)は昨日もよく出ていた。あまり「〜らしくない」ムラサキヤマドリタケ(e, f)はグランドゴルフ場に、アワタケ(g, h)、アメリカウラベニイロガワリ(i, j)は遊歩道脇に、シワチャヤマイグチ(k, l)は落ち葉の堆積の中から出ていた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 公園の一隅にはヒスイガサ(あるいはフカミドリヤマタケ:工藤氏仮称)が多数出ていた。行楽客などが少なかったので、じっくりと観察や撮影ができた(r)。小さいが実に繊細で美しいきのこだ(m〜o)。胞子(p)とヒダ断面(q)、そして現地での撮影風景を一緒に掲載した(r)。
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
 ところで、このヒスイガサあるいはフカミドリヤマタケという名称は2012年の日本菌学会第55回大会でHygrocybe atroviridis sp. nov., nom. prov.[新種学名、学名は仮称] として発表されたものだが、その後、何処のどんなジャーナルに正式発表されたのだろうか。発表者らはフカミドリヤマタケという和名を提唱していたが、ヒスイガサの方が趣があって良いように思える。


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