2016年9月22日() ヤマブシタケとハンノキイグチ
 霧雨の奥日光、竜頭の滝に車を停めた。遊歩道から高山を越えて中禅寺湖畔にでるハイキングコースを歩いた。遊歩道では多数のアオイヌシメジが美しかった。このコースで最も多かったのがハンノキイグチだった(i, j)。数十カ所で、それもハンノキとはまるで関係のない場所にでていた。次によく出会ったのがヤマブシタケだった(a, b)。これは遠目にもよくわかり10カ所以上で見られた。高いところにあったり崩れ始めているものもあって、採取できたのはわずかだった。
 昨年とほぼ同じ中禅寺湖畔で上質のクロカワがでていた(c, d)。さらに思いがけなかったのは、立ち枯れのハルニレの高いところにホシアンズタケがでていたことだ(e)。地上6mほどの高さに出ていたので、長い枯れ枝を見つけて突っついて落とした(f)。
 ようやく秋のきのこであるクリタケ(g, h)やクリフウセンタケ(k, l)、スギヒラタケなども出てきた。終日霧雨が降っていたせいか、観光客は非常に少なく、千手が浜からのバスはほぼ貸し切り状態だった。いろは坂を下ってもやはり霧雨が降り続いていた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 クロカワとヤマブシタケは三重県の菌友に向けて送り出された。タモギタケは少なかったが、やはり立ち枯れの高い場所に出ていた。この日はRDB要検討種が三種得られた。


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