2017年1月18日(水) タングステンニードル作成 (2):事前準備と道具だて
 タングステンニードルの件でいくつか照会があったので、以下複数回にわけて参考情報を記しておこう。特別な道具や設備がなくても、家庭で容易に極細針は作れる。材料やら道具立ても大げさなものや特殊なものは不要で、購入に面倒な手続きの必要なものはない。

 製作には中学校の理科でおなじみの電気分解を利用する。素材はφ0.5mmのタングステン線(a)、1mで350円ほど。電解液として過炭酸ナトリウム等の酸素系漂白剤(c)、スーパー等で300円程度。百円ショップにある被覆線。アルコールランプかガスライター(b)。ワニ口クリップか金属性洗濯ばさみ(d)。ガラス瓶ないしビーカー。金属線を切るのにはペンチかニッパーを使う。
 タングステン線はあらかじめ5〜6cmほどの長さに切断しておく。このときガスライターなどで線を灼熱状態にしたのち直ちにペンチやニッパーで切断することが重要だ。というのもタングステン線は細い繊維状のものが集まった構造となっているので、常温下ペンチなどで切断されたタングステン線を電解研磨すると先端が箒状に枝分かれした状態になることがある。なお、電解液に使う過炭酸ナトリウムは水道水で飽和状態ないしその1/2希釈液にする。
 

(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
 電気分解を利用した研磨には交流研磨と直流研磨があり、それぞれメリット・デメリットがある。きのこの単胞子分離やコケの解剖などに使うニードルでは正確で精密な精度は不要で、要するに先端がφ0.002〜0.008mm程度になればよいから、いずれの方法でも構わない。

 [メモ] ひどい風邪につかまってしまったようだ。昨日から激しい頭痛、悪寒、咳、関節痛、吐気、倦怠感のため昨夜はほとんど眠れず、今朝布団から出たのもam8:00過ぎだった。その後も炬燵に潜り込んで横になっていた。昨日夕方悪寒と頭痛をおして温泉に行ったのも祟ったかもしれない。少なくとも日光に転居してから、これほど体調不良のことは今まではなかった。



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