2017年2月25日() 古典ギリシア語を学べる最後のチャンス
 分類関係の文献を読むのにラテン語の知識は必須だが、そこに現れる専門用語の多くがギリシア語に由来する。それらほとんどはギリシア語のラテン文字表記にすぎない。だから不明な語彙もギリシア語辞書にあたればすぐにわかる。
 現代科学の基礎用語の源はほとんどが古典ギリシアにある。ギリシア語の知識が多少でもあれば理解の幅が大きく広がる。といって独力で古典ギリシア語を学ぶのは大変だ。
 しかし首都圏に在住する人は恵まれている。明治学院大学の言語文化研究所では古典ギリシア語等の各種講座を行ってきた。2016年度をもってすべての講座を終了することになっていたが、もう一年間に限って一部の講座を続けることになったという。
 4月から古典ギリシア語初歩文法(講師:金子圭司氏)という講座が始まる。受講料は無料、参加資格は不問。こんな恵まれた条件で古典ギリシア語を学べる機会はそう滅多にない。2011年に金子講師による初歩文法を受講したがとても充実していた(雑記2011.4.15)。この際、この講座を受講して古典ギリシア語の世界に触れてみてはどうだろうか(金子圭司のブログ)。

 昨年4月から今年の1月末まで、言語文化研究所の読書会に通ったが、さすがに毎週土曜日、日光から通学するのはいろいろと大変だった。4月からの読書会にも参加したいと思っていたが、多大な交通費負担ばかりではなく、土曜日がまるまる一日潰れてしまうことによる障害も多く、残念ながら最後の読書会参加は断念した。



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