2017年8月25日(金) 日光では初めてのウツロイイグチ
 夏休み期間中の鬼怒川方面は観光客の車で昼間は渋滞している。そろそろ客足も少なくなったろうと思って、昨日鬼怒川遊歩道に向かった。一ヶ月ぶりの鬼怒川遊歩道だ(雑記2017.7.27)。朝の内は観光客は少なかったが、am10:00過ぎると急に多くなった。
 こんな時期にまさかのコウボウフデが出ていた(a, b)。しかしよく見れば、発生からすでに2週間以上経過している。前回ここに来た7月26日には全く出ていなかったから、おそらく8月の前半から半ばころに発生したのだろう。5月1日にも発生を確認しているから(駄言駄菌2017.5.3)、この地域のコウボウフデのなかにはおかしな奴がいるのかもしれない。
 日光地区でウツロイイグチにであったのは今回が初めてだ(c, d)。ただでさえ黄色の胞子が、KOHでさらに鮮やかな明るい黄色になるのが面白い。属名のXanthoconiumのXantosはギリシア語由来のラテン語で「黄色い」を意味する。
 ベニヒガサのヒダの縁はしゃれた婦人用傘の縁のようで面白い(e, f)。ほかにも40数種類を数えたが、ここではアミタケ(g)、シロヤマイグチ(h)、タマゴタケ(i)、トンボが羽休めをしているカバイロツルタケ(j)、エリマキツチグリ(k)、クモを宿主とするAkanthomyces sp.(l)だけをとりあげた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)


日( )
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