2017年9月30日() マイタケと大群生するきのこ:奥日光
 昨日は終日快晴で風もなく穏やかな行楽日和だった。奥日光の千手ケ原を散策した。驚いたことに西ノ湖が数年ぶりに水量豊かな本来の姿になっていた。当然湖底など歩けなくなっていた。遊歩道には観光客やハイカーの姿は少なくとても静かな散策を楽しめた。
 予想以上にいろいろなきのこに出会った。思いがけずいくつかの種の大きな群落に出会ったが、ここにはクール宅急便で筑波の科博植物園に「きのこ展」のための展示用野生きのことして送り出したものだけを掲げた。他のきのこについては後日掲載することにしたい。
 歩き始めて間もないうちにマイタケに出会ってしまった(a, b)。これが運の尽き。二株と小片を採取しただけだが、このあとずっと嵩張る重い荷物を抱えての散策になってしまった。帰宅後、一株は科博へ送り、もう一株は親しい農家に贈呈し、自宅用は小片だけにした。
 ヒグマアミガサタケ(トビイロノボリリュウタケ)の大群落には驚いた。3m四方ほどの狭い一画に100〜120本ほどが、単独であるいは群落をなして出ていた(c, d)。大きなものは高さ20cmを超えていた。抱えて歩く荷物(マイタケなどの採集品)があまりにも嵩張り重いので、ツノシメジ(e, f)、ムカシオオミダレタケ(g, h)、マスタケ(i, j)は最少限の展示用だけを採取した。オオミノミミブサタケがまだ出ていることにも驚いた(k)。ミミブサの採取は二株だけにした。カンバの幹の樹皮の割れ目からだけでてくるモエギタケ科のきのこも二つだけを採取した(l)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 帰宅してからが忙しかった。大きな段ボールに採集品を詰めて、大沢インターチェンジ近くのヤマト運輸の営業所まで運びこんだ。そのあとようやくビールで喉を潤した。この日一番の目的だったオドタケには残念ながら一株もであうことができなかった。


日( )
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