2017年11月2日(木) 根気茸(こんきたけ)の季節になった
 奥日光を散策したあとは、いろは坂を下りるとやしおの湯につかってから帰宅することが多い。この温泉は国道120号線から県道277号線に入ってすぐの場所にあり、ぬるみ系のアルカリ泉で体がよく温まるので観光客にとても人気がある。県道277号線は鹿沼市に続くが、温泉から先は曲がりくねった狭い山道で、冬場は積雪と凍結のため難路となる。
 温泉から数キロメートル進むとカラマツ林が現れる。この林床には毎年10月末から11月始めの頃になるとキヌメリガサが群生する(a〜d)。このきのこは粘性を持ったカサ表面にカラマツの落葉が多数付着する。このため食用にするにはその落葉をていねいに取り除かねばならない。これが結構根気を要する。そのため通称コンキタケなどとも呼ばれる。
 キヌメリガサが現れると、冬はもうすぐそばまでやってきている。車も冬の準備に取り掛からねばならない。日光の冬は寒いので、寒冷地用の不凍液を補充し、ウインドウォッシャー液も寒冷地用に入れ替え、車内には霜取り用具を常備することになる。そして最も重要なことは、タイヤを夏用から冬用のスタッドレスタイヤに交換することだ。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(d)
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(e)
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(f)
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 カラマツ林にはキヌメリガサに交じって、傘やヒダが白色から淡紅色のアカヤマタケ属のきのこもたくさん出る(e, f)。かつて詳細に調べたが種名にまでは至らなかった。
 きのこ「駄言駄菌」に「新たな光回線の新線引込工事完了」を追加した。


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