2018年1月25日(木) ネンドタケは多年生?
 先日真岡市の井頭公園で出会ったネンドタケと思われる硬質菌(a)を少していねいに眺めてみた。これまでネンドタケは一年生だと思っていた。ところが現地でこのきのこをいくつかむしり取ったときに、子実層が二層になっているものをいくつも見たからだ(b)。
 たまたま手に取ったひとつについてだけ子実層が二層になっているのかもしれない、そう思って念のために五つほど持ち帰ってきた(c, d)。この五つのほとんどについて、子実層は二層だった(h, i)。もしかするとネンドタケには似ているが、実はネンドタケではないのかもしれないとも思い、肉眼的形態、ミクロの形態も眺めてみた。やはりネンドタケでよさそうだ。
 さらに子実体の部位によって剛毛体の存在頻度がまるで違う。ほとんど剛毛体を含まない部位があるかと思えば(k)、普通に剛毛体がよくみられる部位もある(l)。剛毛体の大きさや形は、いわゆるネンドタケのものだ。菌糸型は二菌糸型だった。
 古い子実層の外側に新しい子実層があるからといって多年生とは限らないのかもしれないが、ネンドタケは一年生だと思い込んでいた自分の思いが誤っていたのかもしれない。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 どこにでもよくあるきのこだからなのか、この雑記では過去にも何度もネンドタケを覗き込んでいる。「サイト内検索」をクリックすると、実に多くの記事がヒットする。


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