2018年6月16日() 悔やまれること:生活資金を降ろせない!
 昨日初めて知った。忘れないようにメモしておくことにした。まさかここまで!。

 カミコン(連れ合い)のゆうちょ銀行の口座が凍結されてとんでもないことになった。わが家では二人の年金はいったんカミコンの郵貯口座で受けて、随時日常必要な現金をそこから降ろして生活してきた。また月々の家賃、電気代、ガス代などもその口座から引き落としてきた。引落口座については連絡をして、当面毎月請求書に従って振り込む形にした。

 銀行口座の凍結解除には以下の様に遺産相続と全く同じ書類が必要だという。最低でも必要とされるのが以下の3点となる。それもコピーは認められないから、凍結された口座(金融機関)の数だけ同じ書類が必要になる。さしあたりすべて3セット必要になる。不動産などなにひとつ持っていないにも関わらずだ。特に問題なのが戸籍謄本だ。

・亡くなった者の出生から死亡まですべての戸籍謄本
相続人全員の戸籍謄本
相続人全員の印鑑証明書
 わが家では結婚以来49年の間に転勤と転居をくり返し、その都度本籍もその地の住所に変更してきた。それらの地はいずれも遠方ゆえ、あらかじめ役所のサイトから申請書をダウンロードして(なければ電話で連絡)それに記入・押印して、手数料(定額小為替)を添えて、返信用封筒や身分証明書のコピー、前地の戸籍謄本のコピーなど入れて郵送することになる。

 したがって戸籍を揃えるには、取り寄せた戸籍に記された情報をもとに、次々と管轄市町村役場を芋づる式にたどって、順次その前の戸籍を3部ずつ取り寄せなくてはならない。一ヵ所から取り寄せるのに要する時間は早くても2〜3週間はかかるという。そのための経費も一ヵ所あたり2,500〜3,000円以上になる。これを10ヵ所ほど繰り返さなくてはならない。

 すべてが順調に途切れることなく進行したとしても、口座の解除には早くても25〜30週、つまり最短でも7〜8ヶ月、郵便局は土日休みだからそれ以上かかるだろう。すでに口座が凍結されているので、2ヶ月に一度振り込まれてくるはずの年金もこの間ずっと受け取れない。自分の年金受取口座を変更するにも3ヶ月ほどかかるようだ。

 夫婦相互を被保険者と受取人にした生命保険(それぞれ死亡保険金1,200万円 掛捨て型)を数十年間かけてきたが、よりによって今年の1月に解約していた。年金生活者にとって月々の掛け金は大きな負担だし、そう長くは生きないだろうから、その分は美味しいものでも食べようと話し合ってのことだった。かろうじて死亡保険金300万円という雀の涙程度のものが一本残っていた。これは請求に必要な書類が比較的少なく、1ヶ月程度で揃いそうだ。

 こんなわけでむこう一年間ほどは、極力出費を抑えて超節約生活を強いられることになる。学会やフォーレの参加などとんでもない。菌類観察もガソリン代以外の経費がかかるところは頻度が少なくなる。MVNO(mineo)は解約した。風呂やシャワーも毎日は入れなくなる。まぁ、半分は自業自得。いまさら悔やんだところでどうにもならないけれどね。

 ふだんから年金受取口座は夫婦それぞれ別々にし、預貯金類も夫婦それぞれ別々の口座に同額程度を確保しておけばよかったと思う。そうすれば、どちらか一方が亡くなっても、当面の生活費に困るような事態にはならずに済んだはずだ。しかし、そういったことは考えたこともなかった。だいたいが買い物に出て帰らぬ人になってしまうなんて、誰が考えるだろうか。



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