きのこが出始めた:日光だいや川公園 | |||||||||||||||||||
昨日の朝、小糠雨がそぼ降る日光だいや川公園を一人で散策した。傘をさそうかどうしようかと迷うような降り方で、6月にもかかわらず冷たい雨が降り続いていた。 先日警察で被害者供述調書を取られた日の昼に、この公園の一隅を少し歩いたが、そこにはきのこはあまりなかった(雑記2018.6.15)。しかし昨日は園内全体を歩いた。ベニタケ属以外にもいろいろなきのこが出始めていた。以下に掲げるのはそれらのうちの一部だ。 コケのマットを押し開いてベニタケ属が出ていた。色こそ白いがクロハツ系のきのこだろう(a)。切断面が空気に触れると赤色に変色した(b)。カワリハツに似たきのこも多数でてきた(c, d)。ケシロハツモドキらしいきのこはすっかり老菌になっていた(e)。 あちこちに最も多数群生していたのはモリノカレバタケだった(f)。アセタケも何種類か見られた。写真のもの(g)は瘤状の胞子(m)で厚壁のシスチジア(o)が縁にも側にもある(n)。柄の基部がわずかに膨大している(h)。キヌハダニセトマヤタケだろうか。 テングタケ属も何種類か出てきた。アカハテングタケは数十個みられた(i, j)。大型のテングタケ属が柄を伸ばし始めていた。色こそ白色系が強いが柄は灰白色のささくれに覆われている。どうやらハイカグラテングタケではないかと思われる(k, l)。 ちょっと見たところはコザラミノシメジのように見えるきのこがあった(p)。しかし胞子は広卵形〜類球形で平滑、アミロイドで胞子盤はなく(q)、ヒダの断面が散開型(r)だ。シスチジアやクランプの特徴からはPorpoloma(チチシマシメジ属)のきのこの可能性がある。 |
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カミコン(連れ合い)の遺骨の脇の花が萎れ始めたので花を交換した。生まれて初めて生花というものを買った。カミコンが生きていたらびっくりするだろうなぁ。 | |||||||||||||||||||
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