カサ上表皮がアイタケ型:ウスイロカラチチタケ | |||||||||||||||||||
8月29日に尚仁沢湧水群遊歩道で出会ったウスイロカラチチタケは、珍しくきのこ全体を数本持ち帰て冷凍庫で保存しておいた。昨日これを解凍して検鏡し写真を撮った(雑記2018.9.1)。(a)〜(e)の写真と胞子写真(f〜h)は採取当日に撮影したものだ。もともと雨と湿気でかなり傷んでおり、解凍したところ虫も一緒に復活して動き出したので、顕鏡後は庭の草むらに捨てた。 (i), (j)はヒダをスライドグラスに寝かせて縁をみたもの。(k), (l)はヒダ切片とその先端付近。カサ表皮のアイタケ型を確認しようと最初から高倍率で水封したものを撮影したが(m)、その後あらためてフロキシンで染めてから撮影した(n〜p)。(q)は縁シスチジア、(r)は担子器だ。 多くの軟質菌は冷蔵庫で1年ほど冷蔵しておけば、かなり水分も抜けて元の色味も残った乾燥標本になるが、いったん冷凍してしまうと元には戻らず、解凍するとボロボロになる。 |
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昨日は終日雨、強くなったり弱くなったり。雨の弱い時間帯に折りたたみ傘をもって家の周りを4〜5Kmほど散歩した。全行程の2/3程は傘をさして歩く羽目になった。 | |||||||||||||||||||
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