2019年6月26日(水) くたびれた 奥日光ほとんどきのこなし
 昨日奥日光を歩いてきた。赤沼茶屋前から山裾の径を歩き西ノ湖まで行き、西ノ湖裏をさんざん歩き回ってから千手ケ原を歩いた(a)。帰路はハイブリッドバスに乗った。
 自宅を出たのam6:30、赤沼駐車場に車を停めたのはam7:20。始発のハイブリッドバスはam8:10なのでまだ車は少なかった。バス停には既に何人か並んでいた
 このところ夕方から夜になると雷雨や激しい雨が断続的に降っているので、西ノ湖が久しぶりに地図に載っているほどの大きさに広がっていた(b)。西ノ湖の対岸にはフタリシズカの大群落が広がっていた(c)。名にそぐわず「ふたり」ではなく、「さんにん」だったり(d)「ひとり」だったり(e)、さらには「ごにん」などの方が多かった。
 きのこは非常に少なくミラーレス一眼や三脚の出番は全くなかった。6月末にこれほど不作は最近30年間でも最悪といえそうだ。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 今年初めてホシアンズタケに出会ったが、それはカサ径2〜3mmの幼菌だった(g)。タモギタケは幼菌一株(h)、ヌメリスギタケモドキも一株だけ(i)に出会えた。成菌のタモギタケは熊に食われていた。新鮮な糞と爪痕がすぐそばにあった。
 他にはやけに色の白いアシグロタケ(j)、ヒダが虫だらけのコガネヌメリタケ(k)、クロサイワイタケの仲間(l)、クサウラベニタケ一株くらいだった。ただ、材上のコケの絨毯からは小さなきのこが随所に見られた。

 この日の最大の目的は西ノ湖裏でのマルミノノボリリュウの探索だった。2005年以降、カミコン(亡妻)と二人でほぼ毎年5〜6月に3〜5回ほど探索を続けてきたが、結局昨日を含めて一度も出会っていない。既にこの地域では絶滅してしまったのかもしれない。また、かつて多量に発生したこともあるホシアンズタケも近年めっきり見られなくなった。もはや絶滅危惧I類 (CR+EN)に指定するのが適切なほどだ。

 昨日はたかだか14〜15Kmほど、5〜6時間くらいしか歩いていないにも関わらず、非常に疲れた。途中で歩くのが辛かった。体のどこかに異常があるのは間違いなさそうだ。帰路途中でバスに乗ろうと試みたが満員で通り過ぎて行ってしまった。そこで再び終点の千手が浜まで戻って長い行列の後ろに並んで(f)、ようやくバスに乗れた。



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