2019年12月31日(火) 民事訴訟を起こすことにした
 カミコン(妻)の死亡事故に関して加害者側の損保会社がつい最近ようやくカミコンの命の値段(死亡損害賠償金額)を内示してきた。あまりにも安くて呆れた。死亡事故発生当日から既に1年7ヶ月が経過し、刑事裁判の判決が確定した日からでも10ヶ月が経過している。こんな金額を出すために1年半以上もの時間が必要だったのか。
 しかしその内示額なら何も任意保険になど入る必要はない。自賠責保険だけで十分だ。あまりにも低く納得できないので弁護士に相談すると、民事訴訟を起こすことを提案された。そして弁護士には訴状を作ってもらうことを正式に依頼した。
 訴状の素案ができたところでこれを十分に検討して、来年1〜2月には提訴することにした。判決が確定して最終的に賠償金額が決まるまでには早くても6〜7ヶ月、支払いまでは1年はかかると思った方がよいとのこと。つまり支払われることになるのは早くても来年末以降になるだろう。
 したがって来年もこれまで同様に僅かな年金とささやかな預金の食いつぶしでの生活をしいられる。学会やワークショップ等は参加費もバカにならないが交通費や宿泊費の負担が大きいので来年も参加することはできない。まずは日々の生活第一だ。
 幸い自宅周辺は自然がとても豊かだ。地元周辺を動き回るだけでも、低山に登ったり、キノコやコケや野草を観察して楽しむことができる。それに日光市は温泉も安い。
 このことをカミコンの遺骨に報告して、彼女が若い頃から好きだったユリの花を添えた。ようやく死亡事故関連の案件が少し動きだした。


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