2020年7月19日()  久し振りにコケをいじくった
 今年は梅雨前線が長いこと同じような位置に居座って各地に被害をもたらしている。日光でもこのところずっと雨の日が続いている。昨日も朝から雨。雨だからといって早朝の散歩を止めると、ときに終日全く外で体を動かさないことになってしまう。
 昨日も早朝am5:20頃に傘を持って霧雨の中を散歩に出た。城山は雲の中で全く見えなかった(a)。遊歩道も10m先がよく見えない(b)。下界では霧雨でも、山の上雲の中では下からも横からも霧粒に包まれて、全身がたちまちビショビショに濡れる。
 山頂ではいつもの場所からでは「城山」の文字が見えなかった。極端に近づいて撮影した(c)。気温は摂氏16度だった。山頂台地ではコテングタケモドキ(d)、キアミアシイグチ(e)、キイボカサタケ(f)など5〜6種のきのこが出ていた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 昼前に蘚苔類学会関連のWEB会議の練習に参加したが、目がとても疲れた。そこで駐車場を覆っているコケ(g)を少し削り取ってささやかな観察をした。小学生レベルだ。低倍率ルーペや(h)、実体鏡(i)で見ると立派な姿をしている。コケの葉はシダや草花と違って、一層の細胞からできていて極端に薄いので、切り出しもそれなりに難しい。
 葉を取り外して(k)、横断面を切り出した(k, l)。あまりにも長いことコケから離れていたので、観察以前のお粗末な状態に戻ってしまっている。やけに無性芽が少ないが、間違いなくハマキゴケ(No.452No.214No.120No.020)のようだ。


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