2020年10月4日()  一つのけじめと整理開始
 2015年以来一昨年(2018年)5月まで、栃木県の県立公園(佐野市のみかも山公園、真岡市の井頭公園、那須塩原市の那須野が原公園、日光市の日光だいや川公園)4ヵ所をカミコン(亡妻)と二人で初春から晩秋まで、ほぼ毎月2回以上きのこの定点観察をしてきた。日光だいや川公園以外はいずれも片道50〜60Kmほどの距離にある。カミコンが生きていたからこそ続けられたことだが、彼女の死後も昨年までは継続してきた。
 みかも山公園、井頭公園、那須野が原公園についてはきのこ観察のために行くのは止めた。今後は観察記録はつけないし、持ち帰っても標本としては残さない。

 カミコンの死後標本の維持管理は困難となり手元に残っていたきのこ標本はすべて処分した。過去の観察記録20数冊もごみとして処分した。昨年来かなり少なくなっていたきのこの専門書もさらに減った。大型除湿ケース8箱と書棚2本が開放された。
 さらに一人になってからは高速道路を使っての遠出はほとんどできなくなった。毎月5万円を超えていた高速料金とガソリン代は1万円前後で済むようになった。

 カミコンの衣類の九割方を処分した。市に問い合わせると大半の衣類は資源ごみとしては出せず、結局燃えるごみとして出すしかなかった。一ヶ月ほどかけて毎日洗濯してアイロンをかけたり畳んできたことはすべて徒労に終わった。一点一点ていねいに見ていると涙が止まらなくなるので、何も考えずに袋に詰めた。



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