2021年6月21日(月)  庚申山:下山時落石の直撃で負傷
 庚申山に登ってきた。今回は上級者コースのお山巡りコースから山頂に登り、下山は一般ルートを降りた(a)。ところが下山時に狭くて急な谷を降りている途中で右肩右脇肋骨に直径30cほどの落石の直撃をうけ、かなりつらい負傷を負った。
 早朝家を出るときは雨だった。日足トンネルを抜けるころから雨は止み、am7:30頃銀山平の車止め直前の道路脇に車をとめた(b)。長い林道歩き(c)を終え、一の鳥居から登山道に入った(d)。昨日は上級者向きのお山巡りコースを歩いた(e)。このコースは際どいバランスを要求される場面がいくつもあり、確かに初心者には無理だと感じた(f, g〜j)。
 山頂は樹林の中だが(k)、少し先に進むと一気に展望が開け、皇海山や鋸岳を間近に展望できた(l)。ここで朝コンビニで購入した海苔巻きなどの昼食をとった。山頂をあとにしたのは昼の12:30頃だった。径は急な岩場が多く慎重さが要求される。
 一般ルートとお山巡りコースとの分岐が近づいたあたりで狭くて急な谷を降りる場所がある。ここを下っている途中で、上部で岩の転がる音がした。ふと目を向けるとすぐ目の前に直径30cmほどの石が凄まじい勢いで向かってきた。次の瞬間猛烈なショックを受け体が飛ばされた。幸い10mほど落ちたところで何とか体を止めることができた。
 石は右肩と右脇肋骨部にもろに直撃した。転がり落ちるときに脚やら腕をもろに岩にぶつけてしまった。凄まじい痛みが全身を襲い、登山道に戻る10mほどの崖を登るのに難儀した。右腕が全く上がらなくなり、肩から腕にかけて痛みが走った。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 落石を受けたあたりはまだ険しい岩壁帯でこの先も下山にはただでさえ緊張するが、全身の痛みと右腕が使えなくなったために、下山は非常に難儀しとても時間がかかった。ゆっくりゆっくり慎重に慎重に足を運び、一の鳥居まで降りたときはほっとした。さらに林道歩きはとても辛かった。少しの振動でも右腕から右脇に激しい痛みが走る。
 車の運転は左腕左手のみで何とか家まで帰り着いた。どうやら右側の肩と肋骨を骨折(ひび含む)したようだ。深呼吸したり咳やくしゃみをすると猛烈に痛い。全身の打撲痛も辛い。谷底に落ちなかったこと、頭や顔を直撃されなかったのが不幸中の幸いだった。
 かつて肋骨を骨折した時と痛みのパターンはよく似ている。しばらくは朝の散歩は中止して家でじっとおとなしくしているほかなさそうだ。医者に行ってもやることはわかっているのでバカバカしい。鎮痛剤を飲むつもりもない。この部位は骨折していても固定できない。肋骨が癒合する目安は3週間、肩の骨で4週間とされる。したがって一ヶ月もすれば多少の痛みはあっても以前同様に動かせるようになるだろう。


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