2021年8月11日(水)  落石直撃事故から早や50日
 去る6月20日に山で落石の直撃に遭ってから早くも50日以上経過した。骨折部分はかなり繋がったらしく触れても痛みは全くなくなった。咳やクシャミをしても痛くない。この分だとあと1ヶ月もすればほぼ元の状態に回復するのではないかと思う。
 腱板断裂は骨折と違ってなかなか繋がりにくいらしい。元の様になるまでには少なくともあと数ヶ月は必要らしい。完全断裂の場合には手術をしないと繋がる可能性はゼロに近く、放置した場合自然治癒の可能性は低いという。
 幸い完全断裂ではなかったので、リハビリをしながら放置する道を選んだ。右肩の該当箇所に触れると未だに強い痛みがある。さらに右腕の動きがある範囲を超えると激しい痛みに襲われる。つまりそれは回復を妨げる限界ということだろう。

 受傷してから最初の20日間ほどは、右腕の重みがもろに肩にかかって凄まじい痛みを感じたので、日中は三角巾で右腕を吊って過ごした。亡妻が看護師だったこともあって、自宅には三角巾や包帯を始め医療関連品がかなり残っていた。
 幸いなことに右腕の肘から先は動かすことができたが、衣類の着脱には腕の動きが必要だ。これに非常に難儀した。最初の1週間ほどは汗で濡れたTシャツなどを脱ぐことができずに、ハサミで切って脱いだ。7〜8着のTシャツが犠牲になった。その後前開きのシャツやLLサイズのTシャツを利用するようになり無理せずに脱げるようになった。
 前にも記したが、外を歩くときは小型のショルダー式カメラバッグに腕を乗せて固定して歩くようになった(雑記2021.8.2)。カメラバッグは幅があって腕を乗せやすいし、腕振りのリハビリも楽にできる。しんどくなったらまた腕を乗せればよい。

 この50数日、片腕が使えないことの大変さを痛感する毎日だった。これは現在進行形だが、少しずつ右腕を動かせる範囲が広がりつつある。事故の数日後にX線撮影をするため車を運転したが、そのときは完全に左手だけで難儀した。7月末頃には右腕を補助的に使えるようになり、ハンドル操作もかなり楽になった(同2021.7.25)。

 7月はとうとう一回も山歩きができなかった。8月になってようやく山を歩くことができるようになったが、歩く対象はおのずと限定された(同2021.8.6同2021.8.5)。このときの貧弱な装備は識者からは顰蹙を買うだろうが、自分にとっては何度も訓練を重ねてきて安全な範囲のものだ(同2020.10.25同2018.11.3)。来月あたりになれば軽いリュックを背負って山を歩くことができるだろう。



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