2022年3月6日()  石裂山:アイゼンを忘れて難儀した
 昨日石裂山を歩いた(a)。am8:25頃に自宅を出て、am9:00頃に登山者用駐車場に到着すると他に3台の車があった(b)。この時の気温は摂氏2℃だった(c)。途中には警告の表示が何度も現れる(d)。確かに初級者向きの山ではない。
 沢沿いの斜面を歩き、最初の梯子(e)を上がりきったあたりから狭い急斜面が凍っていた(f)。ここで若い二人連れに出会った。ヘルメットをかぶりアイゼンを着けて本格的な装備をしていた。「アイゼンをお持ちですか?」と声をかけてきた。
 この少し先から狭い道がすっかり凍っていて怖いので登山を中止して引き返してきたという。「軽アイゼンを持っているから大丈夫」と答えて先に進んだ。狭くて急な道が凍っていて緊張を強いられたが(g〜i)、アイゼンを着けられるような場所はない。
 やがて広くて急な斜面全体が凍りついた場所が現れた(j)。踏跡は殆どなかった。なんとか停止できる場所を見つけたので、軽アイゼンを装着しようと思いリュックの中を探したが見つからなかった。どうやら家に置き忘れてきたようだった。
 先に進むか引き返すか一瞬迷ったが、引き返すほうが危険と判断して登ることにした。凍っていなければ5分もあれば抜けられる場所だが、30分以上かかった。
 東剣ヶ峰の下りも梯子の前後が凍りついていて非常に緊張した(k, l)。石裂山の頂(m)には凍った場所はなく、ここで昼食にした。空は薄曇りだったが男体山を仰ぐことが出来た(n)。ここから急な岩場にかけられた長い梯子を下って(o)、月山に向かった。月山(p)からは特に危険な凍った細い急斜面などはなく(q, r)、鎖場や梯子を慎重に通過して、苔むした谷沿いの遊歩道を下って駐車場に戻った。帰宅したのはpm2:00頃だった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
 帰宅すると数十年ぶりに腿の筋肉痛を味わった。この山は現在では梯子や鎖が至るところに整備されているが、かつては転落死する登山者が多い危険な山だった。しかしそんな頃にわが家では6歳の娘とその遊び仲間の6歳と5歳の2名を伴って歩いている。


日( )
HOME