2022年12月1日(木)  切片作成練習とカリン酒作り
 昨日朝の散歩の時に足元で綺麗に紅葉していた葉を何枚か持ち帰った(a)。紅葉している葉では、葉内部でどこまで色づいているのか見たいと思った。あわせて最近久しく顕微鏡を覗いないので、切片作成の練習をすることにした。
 黄色、鮮やかな赤色、暗赤色になった3枚を使った。まず中肋周辺を準備した(b)。これらを実体鏡を覗きながらカミソリで切り出した(c)。この3切片を切り出すのに何度もやり直した。顕微鏡で覗いてみると、赤色の葉では内部の細胞はほとんど赤変していたが(d)、黄色い葉ではさしたる変色は見られなかった(e)。いずれも表皮細胞は全く変色していない。また中肋部分も全く変色していない(f)。
 新鮮な緑色の葉を切り出すのは比較的楽だが、死んだ葉、つまり紅葉した葉の切り出しは思いの外難しかった。結果として期待していた薄切りには程遠い結果となった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 今年もカリン酒を作った。JR駅前の街路樹はカリン。11月にはよく熟して芳香を漂わせた実が多数落下する。これをいくつか拾ってあった(g)。熟したとは言えとても硬いので、なかなか包丁の刃が立たない。そこで短時間電子レンジにかけてから、必要な大きさに切った(h)。これに柚子(i, j)や角砂糖(k)を加えて、35%のホワイトリカーを注いで封入した(l)。飲めるようになるのは来年6月以降になる。


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