2023年1月13日(金)  終始深い雪に悩まされた:中禅寺湖畔の高山
 昨日中禅寺湖畔に聳える高山に登った(a)。朝4:20の気温は屋外−4.6℃/室内1.4℃で例年並みだった。天気予報では日中は3月並に気温が上がるということなので、奥日光の山を歩くことにして、握飯を作った。候補としては社山か高山にした。
 通勤混雑の終わるのを待ってam8:30に自宅をでた。社山に登るには歌ヶ浜駐車場から歩くことになる。駐車場からは日光白根山(b)、男体山(c)とともに社山(d)がすっきりした姿を見せてくれた。望遠鏡で社山の斜面を見ると雪崩の起こりそうな場所がある。そこで社山に登るのはやめて、高山に登ることにした。竜頭の滝上駐車場に駐めた(e)。歩き始めたのは10:30頃。数人の踏跡があった。しかしやがて踏跡は一つになった(f)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 直ぐに足元は踝から膝のあたりまで潜る状態となり(g)、やがて踏跡は消えた(h)。無雪季の道の記憶を辿って進む(h)。時折振り返ると自分の足跡しかなかった(i)。尾根筋にでると一つの踏跡が現れた。ここからは足元に戦場ヶ原、前方に太郎山や男体山が木々の間から仰げた(j)。急斜面の随所にトラロープが張られているが、幸い簡単に雪面から引き出せた(k)。膝まで潜る柔らかい雪の急斜面に難儀しつつ、昼の12:20頃社山の頂に着いた(l)。山頂で切株に腰をおろして昼食をとった(m, n)。
 
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
 下山路は深い雪に覆われた急斜面で(o)、慎重に慎重に進んだ。鎖場はそのまま出ていた(p)。気温が上がり雪が柔らかくなり、靴底に大きな雪団子ができる。そのままにして歩くと非常にバランスが悪くなり転倒の危険が増す。そこで5〜6歩に一度靴底の雪団子を取り除きながら進んだ。深い雪に腿まで潜ったり、急斜面で滑ったりしつつ幕張峠まで降りた。ここから先は危険な斜面はなく、ただ深い雪の中を進むだけになった。
 厳冬期の深い雪の山を歩いのは35年ぶりのこと。1時間に500mほどしか進めない場所もあった。なまじ日中気温が上がったことが歩行に支障をきたした。でも楽しかった。


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