2000/04/08 東京都、野川公園にて |
これは粘菌ではなく、樹液性の酵母の一種だという。甘い樹液を餌に繁殖した野生の酵母の一種(単細胞の菌類、イースト菌)の塊だという。 特有の赤橙色は、野生の酵母の作用で発酵したところにアカカビの仲間(Fusarium属)が繁殖したからだという。 |
桜の花もそろそろ終わりが近いある日、中央線東小金井で下車し野川公園に出向いた。アミガサタケ観察が目的だったが、あいにくただの1本も見つからない。ふと傍らの樹に目を向けると、切株にペンキ缶をひっくり返したような姿があった。 粘菌の一種かと思ったが、キノコの先輩から樹液性の酵母の一種であると教えてもらった。 |
2000/05/04 福島県、会津にて |
昨年伐採されたばかりの樹木の切り口に着いた樹液性酵母。樹種は分からないが、このような姿が山道の両側に無数にあった。 |
別に伐採されたものでなくても、樹木の傷口から樹液が出るような状況では、同じように樹液性酵母がとりつくようだ。 はるか十数メートルの高さにも異様な赤い粘液を見ることができる。 |
2000/05/04 福島県、会津にて |