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なんだろう? 皆目見当がつかない! | |||||||||||||||||||
今朝、宇都宮市の戸祭山緑地で変なものに出会ってしまった。遊歩道脇のコナラの腐朽材に黒いハマキタケあるいはマメザヤタケのようなものがついていた(a)。5cmほどの高さがあった。周辺を見ると同じ材から同一の仲間が多数でていた。それらは3〜8cmほどの高さで、表面が平滑なものと、黴に覆われたように灰褐色の粉にまみれたものとがあった(b〜f)。 手で触れてみると感触はマメザヤタケのようだ。ルーペで見ると表面は細かい凸状になっている(g)。粉のついた方も(h)その下は同じようだ。縦切りにしてみると内部は空洞で透明な液で満たされている(i, j)。表面付近をさらに詳細にみても子実層らしきものは見当たらない(k〜m)。 表面を含む面を切り出してみると、随所に突出した塊がある(n)。これを拡大してみた(o, p)。やや硬めの黒色の部分もKOHで封入してていねいにバラしてみると、同じような組織がみえる。肌色の部分は菌糸のようでもあり偽柔組織の集まりのようにも見える。 灰白色の粉の部分を検鏡してみると、二通りのタイプの胞子様のものが無数にみえた。ある部分では胞子のような姿をしているが(q)、別の部分では分生子の様な形に見える。 |
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これはいったい何者なんだろうか? 菌類なのか否か? まったく見当もつかない!。 | |||||||||||||||||||