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朝食前にカエンタケで遊んだ | |||||||||||||||||||
今朝、朝食前に昨日持ち帰ったカエンタケで遊んだ(a)。すっかり成熟したものは長さ10cmほどあった(b)。ルーペで表面を見ると白色の粉が一面に付着している(d, e)。縦に切ってみると(c)、断面の縁には内部の肉質とほぼ同色の柔らかな子嚢殼が整然と並んでいる(f)。 胞子紋は一晩でたっぷり落ちた(g)。これをルーペで見た(h)。胞子は扁平な類球形の一端を切り落としたような姿で、表面は微細なイボに覆われている(i)。コットンブルー(j)、メルツァー(k)、フロキシン(l)で染めてみた。いずれも微イボが特に見やすくなることはない。 子嚢殼を覗いてみた(m)。先端がきのこの表面に軽く突出している。これがイボイボ状態に見えるわけだ。少し倍率を上げると、子嚢が無数にうごめいている(n)。子嚢には16個の胞子が入っている(o)。子嚢(p)の先端は非アミロイド(q)だ。胞子は最初八つできるが、それぞれがさらに二つに分かれて、計16個となる。その痕跡はいたるところに残っている。その痕跡が比較的わかりやすい状態の子嚢をフロキシンで染めてみた(r)。 |
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カエンタケは触れるのさえ要注意とされる。曲者は胞子だ。くれぐれも胞子を吸い込まないようご注意。カエンタケをバラして覗いたのは実に13年ぶりのことだ(雑記2004.10.7)。 | |||||||||||||||||||