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[標本番号:No.0995 採集日:2010/10/10 採集地:愛媛県、西条市] [和名:コバノスナゴケ 学名:Racomitrium barbuloides] | ||||||||||||||||||
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10月9日から15日まで四国に滞在して各種の観察をした。四国でこけの採取をしたのは、3年前にきのこ観察の合間に、愛媛県東温市でのヒメシノブゴケ以来のことだ。今回の10月9〜11日に日本菌学会の菌類観察会(愛媛フォレー)が愛媛県西条市で行われた。このフォレーに参加したあと、4日ほど四国に残って、愛媛、高知、徳島の3県で主に渓谷のこけを採取した。 関東地方〜東北地方産のコケとの差異を比較したいと思って、既に何度も採取しているこけもいくつも採取した。西条市で採取したヒノキゴケやトサカホウオウゴケ、オオトラノオゴケなどは、特に有意の差異を感じなかったので、この観察メモでは取り上げなかった。 標本No.995はコバノスナゴケ(Racomitrium barbuloides)ではないかと思うが、これまで観察したものとは何となく違って見えた。葉の形や葉身細胞の様子、茎の横断面などは手元の標本のそれと変わりないが、枝振りがちょっと違うように感じる。採取地は石鎚山北面の沢の諏訪神社で、標高300mほどの、半日陰で空中湿度の高い岩の上だ。文字による記録は省略した。 |
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