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[標本番号:No.1147   採集日:2017/01/11   採集地:栃木県、日光市]
[和名:ヤノウエノアカゴケ?   学名:Ceratodon purpureus?]
 
2017年1月27日(金)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(a, b) 植物体、(c) 標本、(d) 乾:屋外で、(e) 湿:屋外で、(f) 乾:標本、(g) 湿:標本、(h) 葉、(i) 葉の先端、(j) 葉の基部、(k) 葉の断面、(l) 茎の断面

 今月11日に庭の一隅にふっくらとした塊をなして群生していた。このあたりは比較的陽当たりはよいが、なんとなく湿っぽい場所でもある。
 茎は直立し、長さ2〜5cm、ごくわずかに枝分かれする。乾燥すると葉は軽く巻縮する。葉は放射状につき、卵形から幅広い披針形で、狭い縁が外曲し、先端に小さな歯がある。中肋は一本で葉先まで伸びる。葉身細胞は矩形で、舷などはなく翼部は発達していない。茎の細胞は薄膜大型で、中心付近では小さな細胞からなっている。
 ヤノウエノアカゴケ Ceratodon purpureus のように思えるが、これまで見てきたものと比べると、茎がやたらに長く、葉が全体的に小さい。同定には全く自信がない。せめて朔でもついていればまだ確かめようもあろうが、現段階ではとりあえずヤノウエノアカゴケ?としておこう。