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2007年5月25日(金)
 
トップページ少し修正
 
 「きのこ雑記」の1ページとして「観察覚書(蘚苔類)」を開設したのは、昨年9月7日のことだった。たまたま目について採取したコケを、肉眼観察と顕微鏡観察の結果から、ああでもないこうでもないと調べてようやく種名にまでたどりついた経緯などを記した。何度か同じ種類に出会っているうちに、変異の幅や特徴なども自然に理解できるようになるだろうとの思いがあった。
 数が少ない内は、「あぁ、確かこの仲間は以前観察したことがあったなぁ」などと、すぐに以前の観察結果を参照できた。でも、そのうちに取りあげたことのある種類なのかそうでないのか、容易には見つからなくなってきた。そこで簡単な索引を加えて、名称も「こけ雑記」に変更し、「きのこ雑記」からは独立させた。その都度、トップページにもささやかな修正を加えてきた。
 今年1月には「観察種一覧」を加えて、和名からでも学名からでも検索できるようにした。ところが、100種を超える頃から、どうも具合がよくないことが分かってきた。現在の標準的な分類体系にしたがった科の配列順に検索できないことを、ひどく不便に感じるようになってきた。
 ところが、標準的な科の配列にしたがった索引の維持は、他の索引類のように自動で作成というのが難しいように感じた。どうしようか考えているうちに数週間が経過した。属−科の一覧表を作り、それを読ませれば簡単にできることに気づいた。そこで、急遽コーディングをして、「科の順」「Family Order」という索引を自動で作成するスクリプトを書いた。呼び出し方も、観察日からではなく、標本番号からにした。分類体系の考え方が変わっても、プログラム本体には全く手をいれることなく、属−科リストというデータファイルを修正すればよい。
 この新たな索引追加にともなって、トップページの項目の配置を多少変更し、クリックすると表示される内容に少し手を加えた。でも、見た目にはほとんど変更は感じられないだろう。