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観察覚書には冒頭に採取データとあわせて種名などを記している。しかし、文章を読み進みていくと、それとは違った種名として扱われていたりする。こういった種については、その後に [修正と補足] で種名の変更などが記されているはずである。 例えば、最近では、6月17日にカモジゴケとしてアップした記録を、6月19日にオオシッポゴケに訂正した。訂正にあたっては、最初に記した観察結果や判断などを記した文には一切手をいれずに、[修正と補足] という形で、それまでの内容に修正を加えてきた。
こういった方式をとってきたのには、それなりの意味がある。 観察ポイントがずれていたり、重要な形質状態を観察していないことが原因で、はたして誤同定しているのかどうかすらわからないこともあろう。その場合、専門家や造詣の深い識者の目からみても、誤りかどうかすら判定できないこともあろう。むしろ怖いのはこちらのパターンである。必要最小限の観察結果さえあれば同定は可能だろう。しかし、無駄であっても、興味深い観察結果については写真等を残しておこうと思う。また、「観察覚書」は種の記載ではないので、今後とも主観的な表現や寄り道も混ぜ合わせた形で書いていくことになろう。 |
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