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コケに関わるようになって昨日で満2年を経過した。はじめてコケを手にとって、購入したばかりの平凡社の図鑑を開き、葉身細胞などを顕微鏡で覗いたのが、2006年7月7日だった。その経緯については、「はじめに」に記したとおりだ。 観察第一号はトヤマシノブゴケ Thuidium kanedae だった。そんなこともあってか、シノブゴケ属については、いまだに特別な思い入れがある。観察種が少しずつ増えるなか、2007年6月22日には、「たわごと」で「少しずつ既知種が・・・」を記している。 今日現在、標本番号は462、アップした観察メモは389、取扱種は216となった。この間、観察ポイントの見逃し、観察結果の解釈の誤り、検索表の適用ミス、等々におちいり、何度も大きな同定ミスをおかしている。一方、理由を付して誤りを冷静に指摘して下さる方々がいる。この方々がいなければ、今日まで続けることはできなかったと思う。ありがとうございます。 最近痛感するのは、特徴を捉えた写真撮影の難しさだ。同定のためだけの観察であれば、重要なごく一部の形質状態だけを観察すればよい。その特定部分さえ判定できれば、視野の中の全体像は崩れていてもかまわない。しかし、写真となるとそうはいかない。肉眼的観察であれ、顕微鏡下の観察であれ、特徴が適切に表現された写真撮影というのは難しい。 |
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